もっと肩の力を抜いて仕事をする方法はないのかなぁ。
今回の記事では現在営業職が辛いと感じている方に向けて、経験者の目線から仕事が辛い時にやっていたことや心掛けていたことなんかを紹介していきますね。
同じ営業職でもしっかりと結果を残し、やりがいを持って仕事に取り組んでいる方もたくさんいらっしゃるので、あくまでも営業職で結果を残せなかった人間の意見として記事を読んでいただけると幸いです。
今回の記事を読んでいただくことで以下のことが分かります。
- 私が営業職が辛いと感じた理由
- 私が営業職が辛かった時に心がけていたこと・やっていたこと
- 転職後の心境
それでは順番にご紹介していきます!
営業職が辛かった理由
ノルマの達成が困難・プレッシャーが辛い
私が営業が辛いと感じていた理由の一つは「営業ノルマ」になります。
営業職にとって営業ノルマと向き合うことは避けて通れません。毎月目標の売り上げ目標を設定し、月末までにその数字を達成できるように計画的に行動していかなければなりません。
ですがその営業ノルマというものは、私の場合であればほぼ達成が難しい数字に設定されており、かなりの努力と行動が求められるノルマとなっておりました。
また、営業では基本的に「売れないもの」を売ることが仕事になってくるため、ノルマの達成は尚更困難に感じました。
そんな中で営業ノルマと向き合いつつ、月末までの営業目標達成に向けて活動していると、日々のプレッシャーもより強く感じるようになってきます。
私の職場の場合は幸いにも営業ノルマの未達に関して強く追求されることはありませんでしたが、個人の営業ノルマに関して厳しく管理される職場では、精神的なプレッシャーに耐えることができない人も多くいるだろうと痛感しました。
コミュニケーションを取り続けることに疲れた
営業である以上、様々な人との関わりの中で結果を残していかなければなりません。
当然、人と人との関係においても合う合わないがありますが、営業はそう言った中でも周囲の人と上手く関係を築きつつ営業成績を残していかなければなりません。
取引先のお客様からそのお知り合いの方、商品の仕入れ先から、社内の人間関係などなど…
私自身、非常に多くの方々とコミュニケーションを取りながら活動に取り組んでおりました。
多くの人と接する中で、時には周囲の方のミスに関しても自分が責任を負わなければならない場面も多々発生してしまいます。そう言った場合にも相手との関係を維持するために説明責任を果たさなければならなかったり、周囲との調整が必要になってきます。
私自身はこう言った状況に非常に窮屈さを感じ、自分ではない人間を常に演じているような感覚に陥りました(笑)
人との関わりが好きだという人にとっては営業職は天職になるのかもしてませんが、必ずしもそうでない方にとっては辛い状況になってしまうかもしれません。
そもそも売れないものを売っている
先ほどもご紹介しましたが、営業が売っているものは基本的に「売れないもの」です。売れるものは営業をかけなくても勝手に売れていきますからね。
営業をしていてどんどん商品が売れて数字に反映されてくれば、営業として大変なことがあっても楽しさややりがいを感じることができるかもしれません。
ですが実際は何度お客様の元へ足を運んでも1つも商品の売り上げにつながらなかったり、そもそも「売れないもの」を売っているため、自分自身が商品自体に魅力を感じることができなくなってしまうことがあります。そうなると余計に営業活動がしにくくなります(笑)
「結果が出ない」→「仕事に魅力・やりがいを見出せない」→「モチベーションが低下する」→「自己成長のための行動を取らなくなる」→「結果が出ない」といった連鎖に陥る社員が私も含め周囲の人間には多かったように感じます。
そして営業ノルマ以外にも人間関係などの様々な負担も重なり「自分は営業に向いてないのでは?」と感じてしまう方が多くいた印象です。
この点も私が営業を辛いと感じた部分の一つになります。
営業職が辛い時にやっていたこと4選
続いては私が仕事が辛かった時にやっていたことをご紹介していきます。
ここで紹介することを取り入れたところで営業職の辛さを根本的に解決することにはならないかもしれませんが、少し気持ちを楽にすることができるかもしれません。
参考になるものがあれば取り入れていただけると幸いです。
自分を認めてくれるお客様・取引先のことを考える
まずは「自分を認めてくれるお客様・取引先のことを考える」というものです。
営業をやっているとどんな人であっても自分と良い関係を築いてくれるお客様が現れます。そう言った時に「自分のことを認めてくれる方もいるんだ」と考えることで少しだけ自信が芽生えたりします。
また、普段から営業活動での人間関係に疲れているため、そう言ったお客様の所へ訪問させていただくと私自身安心感も感じることができました。
もちろんそう言ったお客様がいるだけで営業としてのノルマが達成されたり、人間関係のストレスから解放されるわけではありませんが、辛い中でそのようなお客様と関わりを持てることは非常にありがたいことですし、自分の心を安定させるきっかけにもなります。
営業が辛かったとしても皆さんの活動を必要としてくれている人たちがいるということですね。
現在営業活動が辛いと感じている方は、そう言ったお客様のことを考えて活動してみると少しは気持ちが楽になるかもしれません。
無理に訪問しない
営業で外回りに出ていると「どうしても今日は無理だ!」となることもあるでしょう。
そう言った時は無理にお客様を訪問しないということも意識していました。
もちろんアポを取っていたり、どうしても伺わなければならない場合もあると思いますのでそういった場所に絞って営業に向い、その他の必要優先度の低いところに関してはまた後日にするということを行なっていました。
コンディションが悪い時に来られても相手にとっても迷惑だろうし、日程の指定などが無ければ自分のメンタルの状況を見ながら調整することも大切なことだと思います。
ただし、極端に訪問回数が減ってしまうと営業成績にも影響が出てしまうと思いますので、その辺はうまく調整しながら行っていくことが大切ですね。
営業職以外の可能性を考えてみる
続いて私がやっていたことは「自分の営業職以外の可能性を考えてみること」です。
私自身営業をやっていて日々「自分には営業が向いていないなぁ」と感じていたわけですが、そのマイナス面だけに目を向けるのではなく、「じゃあ自分に向いている職種にはどんなものがあるだろう」と日々考えていました。
例えば自分の興味関心のある職種であったり、学生時代のバイトの経験から自分の強みを考えてみたり。
今の世の中で転職は当たり前になりつつあり、営業が向いていないと考えるのであれば、今とは違う仕事にチャレンジするのは自分のスキルアップや経験を深める上で非常に有効な選択だと私自身も考えています。
今後、今とは違う仕事にチャレンジする時のために、いろいろ想像力を働かせながら自分の可能性について考えてみると視野を広げることができ、目の前の営業のストレス・プレッシャーを少しは和らげることができますね。
求人を見る
私が営業の仕事を辛いと感じていた時はよく求人に目を通していました。
転職サイトやハローワークなどの求人に目を通してみることで自分の知らない職種や仕事について知ることができたり、「今度はこんな感じの仕事をやってみたいなぁ」と考えることができたり、一度現実逃避することができます(笑)
最悪営業の仕事が続けられなくても世の中にはたくさんの仕事があって、自分にもできそうな仕事がたくさんあると理解することができれば、また前向きに行動することができるようになります。
どうにもこうにもいかなくなった時であっても「逃げる」という選択もできるんだと考えられることで精神的負担を軽減でき、自分自身を追い詰めることも防げます。
ただし、実際に転職する際には転職サイトやハローワークを利用するのではなく、「転職エージェント」を利用することをお勧めします。転職エージェントに関する情報は以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
一般的な方法では問題解決にならなかった
一般的に営業職が辛いと感じる場合「提案力を上げる」「売れれば楽しくなる」「成功体験を積み上げる」「上司や先輩に話を聞いてもらう」といった対処法が紹介されますが、私自身はこう言った方法では営業の辛さを解決することができませんでした。
様々な方法を試し、できる努力はやってみましたが私の営業職に対する印象や感覚は変わることがありませんでした(笑)
ただ、自分の状況を変えるべく試行錯誤したことや努力したことは現在でも良い経験になっています!
どうしても営業職に向いていない場合がある
最終的に辿り着いた結論として「人間それぞれ自分の才能や能力を発揮する場所がある」ということでした。
もちろん「努力によって自分やその周囲の状況を変えていける」という考えを否定するつもりは全くありませんが、そう言ったことがなかなかできない人がいるというのも現実だと思います。
その際には無理をしてまでその辛い環境に身を置き続けたり、自分自身を追い詰め続けるのはあまり良い結果にはならないのではないかと個人的には考えています。
自分の特徴や長所を活かすことができる場所も必ず存在しますので、そういった場所を探し、身を置くことでこれまで以上の力を発揮することができると思いますし、自信を取り戻すこともできます。
現在、営業職が辛く努力・改善を繰り返しても状況を改善できないという方は、ある期間で区切りをつけて新たな仕事に挑戦することは十分にアリかもしれません。
転職後の心境の変化
私自身、営業職が向いていないと感じ転職を経験しましたが、その後の仕事ではこれまで以上の結果を残すことができ、仕事に対する向き合い方や考え方、自分に対する自信など状況が大きく良い方向に変化しました。
営業職の時は「どうやって1日を乗り切ろうか…」と考えてばかりでしたが、現在は自分のスキルアップのために努力・行動することができ、夜もしっかり眠れます(笑)
仕事を「やらされている」という感覚は圧倒的に減りました。
1日1日を自分自身でコントロールできているという実感があり、目の前のことに集中できていると言った印象です。
転職の際は非常に悩みましたが、結果的には良い方向に進むことができたのではないかと考えています。
まとめ
ここまで私が「営業職が辛かった理由と辛い時にやっていたこと3選」についてご紹介してきました。
営業職は他の職種と比較しても、辛いと感じている人が多いように感じます。
その辛い時に少しでも自分の負担を減らしながら仕事に取り組んでいただきたいですし、営業職に向いていなかったとしても、自分には他の可能性もあるんだと認識しつつ肩の力を抜いていただきたいですね。
今回ご紹介した内容が現在営業職を辛いと感じている方のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!