今回は営業未経験者におすすめの業界と未経験から営業職への転職を成功させるためのポイントについてご紹介していきます。
営業経験はないけど営業職に興味があるという人にはぜひ参考にしていただきたいと思います！
今回の記事を読むことで以下のことがわかります。
- 営業職未経験者におすすめの業界４選
- 未経験から営業職への転職を成功させるポイント
それでは順番に見ていきましょう！
未経験者におすすめする営業職への転職基準
まずは営業職未経験者が重視すべき営業職への転職基準についてご紹介します。
未経験から営業職に転職するには可能な限り採用確率を高めたいですし、入社してからも未経験から経験を積んでスキルアップできるような環境が必要になると思います。
そのためにはこちらで紹介する「転職基準」を参考に転職先を検討してみるのがおすすめです。
未経験者の採用枠が多い
まずは、未経験者の採用枠が多いという点が重要です。
営業職の中には「営業経験3年以上」など条件付きの求人もありますが、「未経験歓迎」と掲げている企業も多くあります。
営業職自体が人の入れ替わりが激しく大量採用する企業も少なくないため、未経験者の採用枠の多い企業にターゲットを絞ることで採用確率を上げることができます。
また、未経験者歓迎の企業では知識や経験がなくても現場でそれらを吸収する機会があったり、研修制度が充実している場合があります。
いずれにしても未経験者歓迎の企業ではゼロからでも自分の努力次第で戦力として活躍できる可能性は十分にありますし、未経験から営業経験を積んでいくという意味では最適な条件と言えるでしょう。
研修制度が充実している
研修制度が充実している点も未経験から営業職に挑戦する際に重視したいポイントになります。
研修制度が充実している会社であれば、未経験からでも安心して営業職に挑戦することができますし、営業未経験の社員を企業全体で育成していく姿勢が見て取れるため、着実に自身のスキルアップに繋げることもできます。
また、研修制度が整っている企業では資格取得に向けた支援体制などが整っていることもあるため、将来的にも学習や経験を積むための環境が整っていると言えるでしょう。
未経験で営業職に転職するのであればこのような研修制度や資格取得支援制度の整った企業への転職を行い、自信を持って日々活動していけるよう努力していきたいところですね！
「無形商材×法人営業」を取り扱う業界である
営業未経験者の方には「無形商材×法人営業」の営業職への転職をおすすめします。
無形商材の法人営業では、営業対象が個人ではなく法人や会社に対してサービスを行うことが多く、取り扱う商品の金額や関わる人の数も多くなります。
「無形商材×法人営業」の営業の例としては…
- システム
- コンサルティング
- 広告
- 人材
など、「モノ」ではなく「サービス」を販売する形となります。
「サービス」の販売はカタチがなく購入後の活用イメージもつきにくいという点から、営業としての難易度は少し高めになりますが、営業職としてのスキルは非常に身につきやすいですし、自身の営業職としての市場価値も高めることができます。
また、「有形商材」の営業と比較しても利益率が高く、多額のお金を動かすことになるため、営業職として評価されやすくなります。
今回ご紹介するおすすめの業界では比較的未経験から「無形商材×法人営業」への転職がしやすいため、ぜひ参考にしていただきたいと思います！
営業職未経験者におすすめの業界４選
それでは営業職未経験者におすすめの業界をご紹介していきます。
今回ご紹介する業界は他の業界と比べて営業職未経験者の採用枠が多く、教育・研修環境もある程度整っている業界になりなす。
また、業界自体も成長し続けており、自身の頑張り次第で成果が給与に反映されやすい業界と言えるでしょう。
未経験から営業職としてのスキルを磨きつつ、収入アップのために向上心を持って活動していくには非常に良い仕事環境になるかもしれません！
それでは順番に見ていきましょう！
①人材業界
1つ目に紹介するのが「人材業界」です。
人材業界の営業職は「求人広告」「人材紹介」「人材派遣」など求職者と人材不足の企業を結ぶことが主な仕事となります。
営業未経験の方に人材業界をおすすめする主な理由は以下の５点です。
- 営業職未経験者歓迎の求人が多く出ている
- 無形商材×法人営業を取り扱う業界である
- 教育制度が整っていることが多い
- 業界全体が成長段階である
- 自身の仕事経験を活かせる
人材業界では営業職未経験者におすすめできるポイントが複数ありますし、「幅広い業界や仕事に詳しくなれる」という点や「人の教育やサポートに携わることができる」という特徴もあります。
そのため、様々な業界や職種の人と関わりを持つことや人のサポートが好きな人にとっては非常にやりがいのある仕事と言えるでしょう。
現在の仕事や転職に悩んでいる人のサポートを行い、その人が自信を持ってイキイキと仕事ができるように貢献することができれば大きな喜びを感じることができるはずです！
②広告・メディア業界
広告・メディア業界も営業未経験の人にとって挑戦しやすい業界であると言えます。
広告業界の役割としては「広告主」とそれを掲載する「メディア」との間に立ち、お互いを繋ぐ役割を担い、メディア業界ではテレビやインターネット、雑誌・新聞を通じて人々に広く情報を届け、それに関連する広告の取引やスポンサーとの交渉を行います。
特にWeb広告のニーズが高まっている現在では「Web・インターネット広告」に関連する企業において営業未経験者を含めた採用枠が広がりつつありますし、広告・メディア業界共に媒体はインターネットが主流になりつつあります。
営業未経験の方に広告・メディア業界をおすすめする主な理由は以下の３点です。
- 営業職未経験者歓迎の求人が比較的多い
- 無形商材×法人営業を取り扱う業界である
- Web広告のニーズが高まっている
広告・メディア業界は営業未経験者の採用枠が増えつつあるものの、転職市場では非常に人気な業界となっており、インターネットに関する基礎知識やWebマーケティングに関する知識・スキルが必要となる場面が多いため、転職にはある程度学習して臨む必要があります。
③不動産業界
不動産業界では「販売」「賃貸仲介」「売買仲介」が主な業務となっており、個人の新規住宅購入や住み替えの際の提案、法人に対するオフィスや倉庫の貸し出し、不動産を購入したい人と売却したい人とのマッチングなど様々な役割を担っています。
不動産業界は30代から未経験で営業職に転職する場合でも転職しやすい業界の１つと言われており、しっかりと対策することによってある程度の年齢からでも挑戦することのできる業界と言えるでしょう。
営業未経験の方に不動産業界をおすすめする主な理由は以下の４点です。
- 営業職未経験者を積極的に採用している業界である
- 30代未経験からでも転職可能
- 研修・資格取得制度が充実している
- 成約時の報酬が高額になることがある
特に不動産業界では研修・資格取得制度が整っていることが多く、未経験からの挑戦であってもスキルや経験を身につけることのできる環境となっている場合が多いです。
また、営業として成績を残すことができた場合は、取引額が非常に高額になるため給与に反映されることが多く、高収入を目指したいという人にとってもおすすめの業界と言えるでしょう。
④IT業界
IT業界では「ITシステムの営業」「アプリ開発の営業」「ハードウェア営業」「Webサービス営業」など取り扱う製品やサービスが多岐に渡り、転職先によって取り扱うものが異なります。
そのためIT業界の中でも自身の興味のある分野を明確にし、事前にその企業や業界、サービスに関する知識を身につけておくことが必須となります。
また、IT業界はコロナ禍以降も大きな成長を見せ今後も発展が見込まれる業界と考えられていますが、その成長に対して人材が不足しており未経験からでも転職のしやすい業界となっているのが現状です。
営業未経験の方にIT業界をおすすめする主な理由は以下の４点です。
- 無形商材×法人営業を取り扱う業界である
- 人手不足により未経験からの転職がしやすい状態となっている
- 業界全体が成長している
- 今後社会活動に必須となるITスキル・知識が身につく
IT業界は今後も需要が増え続けることが見込まれており、IT関連の営業職は将来性があると言えるでしょう。
また、今後社会活動に必須となるようなITスキルや知識を仕事をしながら身につけることができるため自身の価値を高めるためにも有利な業界と言えるでしょう。
今後どの業種でもIT化の流れは進んでいくため業界としては成長のスピードが早く、その分営業職として吸収しなければならないことも多くありますが、好奇心を持って業務に取り組むことができれば非常にやりがいのある仕事となるでしょう！
未経験から営業職への転職を成功させるポイント
続いては未経験から営業職への転職を成功させるためのポイントについてご紹介していきます。
未経験の採用枠が多い企業であっても、選考で営業経験者と比較されると不利になってしまうことが十分に考えられます。
そのためにも転職活動の際にはしっかりと準備を行い、少しでも採用確率を上げるための取り組みを行う必要があるでしょう。
転職活動の大事な場面で失敗したり、入社してから「こんなはずではなかった」ということにならないためにも、転職活動を行う際にはこちらでご紹介する内容をしっかりと実践していただきたいと思います。
それでは順番に見ていきましょう！
業界・企業についての研究を行う
未経験から営業職への転職を成功させるために必要なポイントの１つ目は業界と企業研究です。
業界については今後も需要のある業界か、これまでの自身の経験を活かせる業界かという点を事前に確認することで入社後のギャップを減らすことができますし、自身の営業職の経験をどのように積み上げていくことができるかというイメージを膨らませることができます。
また、企業研究に関しては労働条件や企業理念、その企業が求める人物像をしっかりと把握しておくことによって、入社試験での書類選考や面接試験の対策にもなりますし、当然その選考試験での合格率も高めることができます。
今後も成長していくことが見込まれる業界で、納得のいく労働条件のもとで仕事をしていくためにも業界・企業研究は必須の取り組みといえるため、未経験から営業職への転職を検討している場合には必ず取り組むように意識しておきましょう！
扱う商材についてリサーチを行う
続いてのポイントは取り扱う商品が「売れるものであるか？」「自分が好きになれるものか？」という点です。
まずその業界や商品自体に需要がなければ営業で数字を残すことは難しいですし、営業活動を通じて自分の成長を感じることが難しくなる可能性があります。
特に営業未経験から挑戦するとなると、全く売れない商品を取り扱いながら営業成績を残すことは非常に難易度が高いですし、入社したはいいものの営業が辛く感じ、挫折してしまうことも十分に考えられます。
また、取り扱う商品に対して自分が好きになることや納得することができないものである場合、相手に商品を販売する際に罪悪感が出てしまったり、熱意が伝わらないということになりかねません。
未経験から営業職に挑戦し、成績を残しつつ自身のスキルアップも目指すのであれば、「需要のある業界・需要のある商品」で「魅力を感じ好きになれる商品」を販売することが営業職として最も自分の力を発揮するための条件であると言えるでしょう。
転職エージェントを活用する
未経験から営業職への転職を成功させるために「転職エージェント」の活用は必須と言えるでしょう。
転職エージェントの活用には様々な利点がありますが、私が転職エージェントの活用で特に注目しているポイントは以下の３点です！
- より自分に合った求人を紹介してもらうため
- 選考書類の添削サービスを利用するため
- 面接対策を万全にするため
以下、３点について少し詳しくご紹介していきます。
より自分に合った求人を紹介してもらうため
転職エージェントではキャリアアドバイザーとの面談を通じて、自身の経験や希望、性格、特徴を総合的に踏まえた上で自分に合った求人を紹介してもらえます。
当然キャリアアドバイザーからの客観的な視点で自身に対するアドバイスももらうことができるため、今まで気づかなかった自分の魅力や適性にも気づくことができるでしょう。
キャリアアドバイザーはそれぞれの業界に精通した担当者であるため、より厳選されその人に合った求人を紹介してもらうことが可能です。
自身のスキルや希望をしっかりと考慮してもらい、客観的な意見も参考にしながら最適な求人を効率的に見つけるために転職エージェントの活用は必須と言えるでしょう。
選考書類の添削サービスを利用するため
未経験から営業職に転職するためには「志望動機・自己PR」や履歴書・職務経歴書などの「提出書類」に説得力を持たせる必要があります。
これまでに営業職を経験したことがあるのであればその実績や経験を志望動機・自己PR、提出書類に活用することができますが、営業職未経験となると別な方向からアプローチすることが重要です。
「これまでの職種経験から志望動機にどのように結びつけていくか」、「自己PRでいかに営業職に適性があると印象付けることができるか」、「なぜ未経験から営業職なのか」など営業職未経験ならではの方向性から選考書類に対する対策を行う必要があります。
この辺りはその業界に精通したキャリアアドバイザーからのアドバイスを受けつつ選考書類の添削サービスを受けることでより転職活動の成功率を高めることができますのでぜひ活用していきたいところです。
面接対策を万全にするため
最後は面接対策についてです。
面接に関しては個人的に「どれだけ回数を積めるか」という点にかかっていると思います。
どれだけ優秀な人であっても面接時に緊張してしまい、自分の魅力を十分にアピールすることができなければ転職活動で苦戦すると思いますし、面接開始から短時間でいかに面接官の気持ちを読み取り、適切な回答をすることができるかという点が非常に重要になってきます。
面接対策を受ける目的は…
- 本番の緊張を少しでも軽減するため
- 自分の中での正解ではなく、面接官にとっての正解を答えるため
この２点を面接本番でクリアするためにとにかく場数を踏むことです。
そのためには転職エージェントで受けることのできる面接対策は非常に有効であると言えるでしょう。
理由としては単純に模擬面接は自分１人ではできませんし、第三者の協力を得て面接の回数を経験することで、ある程度本番の緊張を緩和することができます。
また、転職エージェントの面接対策では、その業界に精通した担当者から「その業界・職種にとって正しい」回答や面接での態度を含めたトータルでのアドバイスを受けることができます。
これに関してもやはり自分１人では対策不可能な部分になりますので、未経験から営業職への転職を考えている方は、少しでも選考通過の可能性を高めるために転職エージェントの面接対策を活用すべきでしょう。
転職エージェントに関しては以下の記事でも詳しくご紹介しています！
ぜひご確認ください！
まとめ
今回の記事では「営業職未経験者におすすめの業界４選と未経験から営業職への転職を成功させるポイント」についてご紹介してきました。
今回ご紹介した業界に関しては未経験から営業職へ挑戦する例も多くあり、未経験の採用枠も広いため営業職に興味のある方にとっては挑戦しやすい業界であると言えるでしょう。
また、人材業界やIT業界など現在も成長している業界で仕事をすることができれば、営業成績が自身の給与に反映される可能性が高く、収入面でも納得のできる働き方が実現できるのではないでしょうか？
いずれの業界であっても転職活動を成功させるには「業界・企業研究」「取り扱う商品のリサーチ」「転職エージェントの活用」は非常に重要なポイントとなりますので、その点を十分に意識した上で転職活動に臨むようにしていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました！
