今回は面接で頭が真っ白になってうまく話せなかったり、会話がつっかえてしまう場合の対策についてご紹介していきます。ぜひ面接対策の参考にしてみてくださいね!
今回の記事を読んでいただくことで以下のことがわかります。
- 面接でうまく話せなかったら不合格になるのか?
- 面接で頭が真っ白になったり会話がつっかえてしまう人が行うべき対策
それでは順番に見ていきましょう!
うまく話せなかったら不合格になるのか?
まず結論からお話しすると、面接でうまく会話ができないと不合格になってしまうということはありませんので安心してください。面接官の方はその人の内面をよく観察していますので、会話の内容や態度、目線、雰囲気、履歴書・職務経歴書の内容など様々な要素を考慮して合否を決定します。
しかし、うまくコミュニケーションを取ることができれば合格にグッと近づくのは間違いありませんので、面接時に頭が真っ白になり会話がつっかえてしまうという方はしっかりと対策する必要があります。
面接でうまく話せなくてもそれだけで不合格になったりはしませんが、より合格に近づくためや自分をより良くアピールするためにも面接対策は必須ですね!
面接に向けた対策方法
今回は身だしなみや志望動機、自己PRなど基本的なことは抑えているものの、面接が始まると頭が真っ白になってうまく会話ができない・会話がつっかえてしまう場合の対策をご紹介していきます。
頭が真っ白になりうまく話せない場合や会話がつっかえてしまう場合は以下の対策が必要です。
- 面接時のマナーを一通り身につけておく
- 履歴書・職務経歴書を再度確認しておく
- 予想される質問に対する回答を事前に用意しておく
- うまく話そうとせずコミュニケーションに集中する
- 素直に考える時間をもらう
- 面接には「運」が関わってくることを理解しておく
- 模擬面接で面接に慣れておく
一つ一つの内容について順番にご紹介していきます。
面接時のマナーを一通り身につけておく
まずは面接時のマナーを一通り身につけておきましょう。
面接当日に「ノックの回数は何回だっけ?」「退室の時は背中を向けちゃダメなんだっけ?」など入室から退室までの流れをその場その場で思い出していては頭が混乱てしまいます。
余計な部分に気を遣ってしまうことで肝心の面接の際に頭が真っ白になってしまい、うまくコミュニケーションが取れなくなってしまいます。入室した時点でいかに落ち着いて面接官との会話に臨めるかという点が非常に重要です。
面接時のマナーをしっかりと頭に入れておくことで入室がスムーズにでき、初めの一言目に集中することができます。最初の一言目がしっかりと発することができれば、その後のコミュニケーションもうまくいく可能性が上がります。
履歴書・職務経歴書を再度確認しておく
面接では履歴書・職務経歴書に記載した内容に対する質問をされることが多くあります。志望動機であったりこれまでの職歴に関することなどなど。
特に自己PRや志望動機は面接の序盤に聞かれることが多いため、履歴書や職務経歴書を事前に確認しておき、しっかりと答えられるようにしておくと良いでしょう。序盤の質問にうまく答えられなくなると焦りや緊張が高まり、その後の質問にも影響が出てしまいます。
結果として頭が真っ白になってしまい会話がつっかえてしまいますので、スムーズに面接試験に入り込んでいくためにも提出書類の確認作業はしっかりと行っておきましょう。
履歴書や職務経歴書に記載している内容についてしっかり確認することができていれば、面接時に基本的なことを聞かれても焦らずに済みますね。
予想される質問に対する回答を事前に用意しておく
面接では以下のような「よく聞かれる質問」があります。
- 自己紹介をしてください
- 自己PRをしてください
- 志望動機を教えてください
- 前社を辞めた理由を教えてください
- 自分の長所・短所を教えてください
- この会社でどんな仕事がしたいですか?
- これまでの人生での成功体験・失敗体験を教えてください
- なぜこの会社を選んだのか教えてください
- この職種を選んだ理由を教えてください
- 学生時代に頑張ったことを教えてください
- 最後に質問はありますか?
これらの質問はどの会社の面接でも聞かれる可能性が非常に高いため、回答を事前に用意しておき確実に回答できるようにしておく必要があります。
質問に対する回答を事前に準備しておくことは非常に基本的な対策ではありますが、面接で頭が真っ白になってしまう人や会話がつっかえてしまう人はより確実に答えられるように回答を頭の中に入れておきましょう。
私は面接の際に「自分を動物に例えるとどんな動物だと思いますか?」などという質問をされたこともありますが、こういった聞かれる可能性が低い質問に対する対策は非常に非効率です。よく聞かれる質問に対する回答をしっかりと用意しておくことで、その他の質問に対してもある程度対応することもできるため、よく聞かれる質問への対策を重点的に行っておきましょう。
もし答えられる質問の幅を広げておきたい場合は面接の質問集を書店で購入し、ざっと目を通しておくと良いでしょう。
うまく話そうとせずコミュニケーションに集中する
面接になるとどんな人でも自分をよく見せたいと思うでしょう。自分をよく見せたいから面接対策もするし、身だしなみも整えるし、ときには緊張して会話が詰まってしまったりもします。
確かに面接対策や身だしなみを整えることは非常に重要ですし、確実に行なっておかなければなりません。ですが、自分をよく見せようとしてあまりにも「うまく話そうとする」と面接官との会話が噛み合わなかったり、余計な緊張を生んでしまい頭が真っ白になり会話がつっかえてしまう原因にもなります。
しっかりと身だしなみを整え、面接対策を行ったのであれば、あとは面接官とのコミュニケーションに集中していきましょう!
そこから先は「相手がどのようなことを聞いてきてどのような回答を望んでいるのか」「この質問に対しては相手の表情を見ながら真剣に話すべきか笑顔で話すべきか」といった日常での会話と似たようなところに注目するとコミュニケーションが取りやすくなります。
面接では自己PRや志望動機など事前に用意した質問に対する回答を行っていくわけですが、そこは飾らずに自分の言葉で、普段接している人に丁寧に伝える感覚で「面接」ではなく「会話・コミュニケーション」という意識を多めに持っておくと良いでしょう。
素直に考える時間をもらう
いろいろな対策を行ったとしてもどうしても頭が真っ白になってしまったり、会話がつっかえたりしてしまうこともあるでしょう。そのような場合は素直に「少し考える時間をいただいてよろしいでしょうか?」と伝えるようにしましょう。
時間をもらってしっかりと回答することができれば相手も納得することができますし、考える時間をもらうだけで面接の評価が不利になってしまうこともありません。
しかし、あまりにも長い時間考え込んでしまったり、一度の面接で何度も時間をもらったりすると当然不合格に直結してしまいますので、その時の状況をしっかりと理解した上で時間をいただくようにしましょう。
どうしても分からない質問に対しては「申し訳ございません。分かりません。」と答える勇気も必要です。
面接には「運」が関わってくることを理解しておく
面接は人と人とのコミュニケーションになります。人間関係で合う合わないがあるように、その時の面接官によってあなたに対する印象は大きく変わります。同じ質問に対して同じ回答をしても、面接官によっては好意的に受け取る場合もあれば、あまり良い印象を受けない場合もあります。
これは面接を受ける側の努力ではどうすることもできません。
もっと言えば面接で聞かれる質問に関しても、自分が対策してきた質問は全くされず、今までされたことのないような質問ばかり飛んでくる可能性もゼロではありません。こういった面からも面接には「運」の要素が大きく関わってくるということです。
考え方を変えてみると、「運の要素が大きく関わってくるんだから、必要以上の緊張やよく見られたいという感情で頭が真っ白になったり会話がつっかえてしまうこと自体がもったいないな」と感じ、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか?
不合格になったとしてもあなたに能力がなかったり、魅力的でなかったということではないのです。その時の状況や面接に関わる人によって結果は大きく変わります。
心のどこかで「うまくいく時はうまくいくし、うまくいかない時はうまくいかないよ」と少し気楽な気持ちを持っていて大丈夫です!
模擬面接で面接に慣れておく
面接の対策の一つとして「模擬面接」があげられます。模擬面接を繰り返すことによって面接の状況に慣れ、本番でも平常心を保つことができ、自然体で面接に臨むことができます。結果として準備してきた成果をしっかりと発揮することができるでしょう。
模擬面接の方法としては以下の方法があります。
- 一人で対策を行う
- 家族や友人に手伝ってもらう
- 就活・転職エージェントを利用する
当然この中で最も効果的な対策は「就活・転職エージェントの利用」です。
就活・転職エージェントの模擬面接ではプロのアドバイザーのもとで、人事担当者の目線を意識した対策や合格者の傾向をもとにポイントを押さえた対策がなされるため非常に効果的です。また、就活・転職エージェントを利用することで求人情報からは分からない企業の内部情報も得ることができるため、そのような情報も面接に役立てることができます。
転職エージェントに関しては以下の記事に「転職エージェントを利用すべき理由とおすすめの転職エージェント」をご紹介しています。気になる方はぜひご確認ください!
一人で面接対策を行う場合も家族や友人に面接対策を手伝ってもらう場合も、面接本番を意識した状況や雰囲気での対策が困難なことと、プロのアドバイザーからアドバイスをもらうことができないため十分な対策ができるか微妙なところです。
面接対策を含め、就職・転職活動をトータルで対策をしたいという方は就職・転職エージェントの利用をおすすめします。
まとめ
以上、「面接で頭が真っ白になりうまく話せない・会話がつっかえてしまう」場合の対策をご紹介してきました。面接で自分のことを十分にアピールするためには、しっかりとした対策に加えメンタル面での余裕も必要になってくるでしょう。
個人でできる対策から就活・転職エージェントを利用しつつ対策した方がいい場合なども含め、より良い面接対策ができると良いですね!
今回の記事が少しでも参考になり、自信を持って面接試験を受けることができる方が増えると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!