今回の記事では仕事ができない人の口癖や、仕事ができない人と一緒に仕事をすることになった際の心がけなどを紹介していきます。私自身の実体験を含んだ内容となっているので、参考にしていただける部分もあるかと思います。
この記事を読むことで以下のことが分かります。
- 仕事ができない人の口癖10選
- 仕事ができない人への接し方・対処法
- 自分の上司が仕事ができない場合に取るべき行動
それでは順番に見ていきましょう!
仕事ができない人の口癖10選
まずは仕事ができない人の口癖10選について紹介していきます。
こちらで紹介する口癖は私の経験から特に「仕事ができない人がよく使ってたなぁ」という口癖になります。皆さんにも同じような経験はあるでしょうか。
共感していただける部分があると非常に嬉しいです!
「でも」、「だって」
「でも」、「だって」は仕事ができない人の代表的な口癖ですよね。個人的にこう言った口癖のある人は自分に責任があるのではなく、周囲に責任を押し付ける傾向があるように感じます。
- だって時間がないから
- だって〇〇さんが言っていたから
- でも自分の仕事ではないから
- でも今まではこのやり方だったから
また、このような口癖を使う人は自分で環境を改善しようという意識が薄く、言われたこと以上の仕事を自分から探したり、自分の能力を伸ばそうという行動を取ることが少ないため、取り組める仕事の幅も狭くなりがちです。
結果的に任せられる仕事も限定的になり、仕事の能力が伸びるのにも時間がかかるため「仕事ができない人」という印象になりがちです。
「忙しい」
「忙しい」という口癖もよく耳にしますよね。
しかし、よく考えてみると職場で忙しくない人なんてほとんどいませんよね(笑)
みんな何かしらの仕事を抱えていて、時間内にその業務を完了できるように努力しているはずです。私はむしろ人の何倍も仕事を抱えている人が、「忙しい」という言い訳もせずに期日内に自分の仕事をしっかりとこなしている状況をよく目にしてきました。
簡単に「忙しい」と口にしてしまう人はスケジュール管理が上手くできていなかったり、一つ一つの仕事に時間をかけ過ぎてしまっていたり、重要ではないところに必要以上に注力してしまったりと何かしらの問題点がある可能性が高いでしょう。また、本人の仕事に対する工夫も足りていないのかもしれません。
私自身はこの口癖は仕事ができない人ほどよく口にして、仕事ができる人ほど使わない口癖だと考えているので、相手の能力を見極めるための参考にもしています(笑)
「考えておく」
「考えておく」と口にする人は大抵仕事を後回しにしたいだけです。そしていつまで経っても明確な答えが返って来ず判断が遅れていきます。また、わざわざそんなに時間を使って考える必要のないことに対しても時間を使うため「その判断の時間必要?」と周囲から思われてしまいます。
仕事のできる人であれば業務に関することに対して瞬時に判断し、的確に素早く対応することができます。結局仕事ができない人は自分の判断に自信がないため一旦その判断を保留にしてしまい、無駄な時間が発生してしまいます。あるいは考えているポーズをとっているだけかも(笑)
いちいち判断するのに時間がかかる人は当然周囲からの信頼を得ることができませんし、仕事ができない人だと思われても仕方ないでしょう。逆に自信を持って素早く判断できる人は頼りになりますし、ついていきたくなりますよね。
「言ってなかたっけ?」
仕事ができない人は周囲の人に対して自分がどのように指示を出したか、どのような会話をしたのかということが頭に残っていないことが多々あります。また、相手に伝えたつもりでも受け取った側にうまく情報が伝わっておらずトラブルにつながってしまうこともしばしば…
とにかく自分だけしっかりと情報を伝えた気になって、周りには何も伝わっていないというかなり迷惑なパターンです。このような人が上司になると部下はかなり苦労するでしょう。そして強烈に「仕事ができない人」という印象を周囲に与えます。
私自身もこのような上司のもとで仕事をしていた経験もありますが、かなりストレスを感じましたし、本人は毎回自分の指示がしっかりと周囲に伝わっていると感じているため、何度改善を求めても状況は変わりませんでした。こういった上司のもとで仕事をすることになった方は要注意です(笑)
「〇〇さんが言ってたから」
自分以外の他の人に責任を負わせるのも仕事ができない人の特徴です。
仕事を始めたばかりで経験の少ない人であれば「〇〇さんが言っていたので」という言い訳はある程度まで許されるでしょう。しかし、業務経験を積んで知識も身についているにも関わらず、いつまでもこのような言い訳をしているのは仕事ができない人の特徴です。
経験を積んでいく中で自分で考え行動しなければならない時がきます。そのような状況で責任を他人に負わせる行動は無責任であり、周囲からの印象は悪くなるでしょう。
このような人は「仕事ができない人」という印象が強くなりますし、責任から逃げ続ける限り成長も見込めないため責任のある仕事も任せられません。結果的にできる仕事も限定的になり、実力が伸びにくい状況に置かれてしまいます。
「〇〇だと思いました」
仕事ができない人は「〜だろう」という感覚で仕事をする傾向があります。
もちろん一つ一つの仕事に対して、いちいち確認をしていると時間がいくらあっても足りませんのでそこまでする必要はありませんが、仕事ができない人は自分がまだ経験したことのない仕事に対しても確認せずに進めてしまうことがあります。
また、普段取り組んでいる仕事であっても確認が疎かになって何度も同じミスをしてしまう人も同様です。確認もせずに「間違いなく業務ができている」と勘違いをしているために同じミスを繰り返してしまうのです。
どちらのパターンであっても業務がある程度進行してからミスが発覚し、最初からやり直しというオチになります(笑)
その際に「なぜこのようなミスが起きてしまったのか?」と問われると「〇〇だと思いました。」とか「〇〇できていると思っていました。」という答えが返ってくることが多いです。どちらも確認不足が原因のことが多く、「〜だろう」という過信がこのような事態を招いてしまいます。
「私だって頑張ってるんだよ」
自分だけが周囲よりも頑張っていると勘違いしている人も仕事ができない人という印象を与えてしまいます。
このような人は仕事中や休憩中のふとした会話から「私はこれだけ業務をこなしているのにさぁ〜」というようなニュアンスで会話をしてきます。しかし、このような会話をする人はただ単にストレスが溜まっているだけか、仕事を効率的に進められていない場合がほとんどです。
本当に頑張っている人や人の倍以上の仕事をする人はいちいちこんな愚痴や不満を漏らしませんし、もし本当に仕事を抱え過ぎていて過重労働になっているのであれば上司や会社に相談することが最優先です。
そう言った具体的な対応もせずに、周囲に対して言い訳や愚痴っぽく「私だって頑張ってるんだよ」という人は仕事ができない人と言えるかもしれません。
「やるしかない」
仕事に対して「やるしかない」とよく口にする人も要注意です。
たしかに与えられた仕事や、突発的に発生した仕事は一つ一つ完了していかなければなりません。しかし、そのような場合であってもただ単に何も考えずに仕事をするのではなく、工夫する余地はないのか、より効率的に業務を進める方法は無いのかということを考える必要があります。
言われた通りに愚直に仕事に取り組む姿勢も大事かもしれませんが、ある程度の業務経験を積んだらより効率的により短時間で仕事を完了させる工夫が必要になってきます。いつまでも言われた通りにしか仕事ができないとなると、いつか周囲も負担に感じることが出てくるでしょう。
「今までこうしてきたから」
仕事のこれまでの取り組みに固執し、業務の取り組み方を改善しようとしない人も仕事ができない人と言えるでしょう。
「今までこうしてきたから」と口にする人はその典型です。当然のことながら職場環境は日に日に変化し、その都度方向修正をしながら業務に取り組んでいかなければなりません。そのような状況にも関わらずこれまでの古いやり方に固執してしまうと、どこか非効率な部分が出てきますし周囲への負担も大きくなります。
今までの取り組みに固執する人は変化を嫌い、これまでのやり方を続ける方が心地よく感じていることでしょう。しかし、逆にそのような態度では一人一人の業務スキルが伸びず、会社も時代の変化に対応できなくなってしまいます。
このようなことを口にする人は新たなやり方に挑戦して自分のスキルを伸ばすことや、知識や経験を吸収する機会を拒否していると言えるでしょう。そのような人はなかなか成長することができないでしょうし、仕事ができない人という印象を与えてしまいます。
「言っても無駄」
上司や会社に何かしらの意見を述べようとする際に「言っても無駄」ということを口にする人も非常に多いでしょう。
こう言ったことを口にする人は職場で改善点やより良い取り組み方法が見つかった場合に、周囲に働きかけてそれらを実現させようという努力をしません。「言っても無駄だから」という考え方が根底にあるため、様々な意見や提案が見つかったとしてもそれらを無かったことにしてしまいます。
当然その職場環境は改善されませんし、何よりもそのような考え方や口癖のある人は業務に対する工夫や挑戦をしなくなるためスキルが伸びていきません。結果として言われたことしかできず勤務年数のわりにできることが限られる人になってしまいます。
また、上司にこのような口癖を持つ人がいたら要注意です。上司がこのような考えだと部下からの意見を潰し、成長を促すような環境を整えようとしません。そして、いつまでもその仕事のできない上司のサポートを部下がやらなければなりません。これは私自身の体験談です(笑)
仕事ができない人への接し方・対処法
ここまで仕事ができない人の口癖をご紹介してきましたが、実際の職場でそのような人と仕事をしなければならなくなった場合どのように対応していけば良いのでしょうか。これまで10社以上の職場を経験してきた私の経験や仕事ができない人を見て感じた部分からご紹介してきます。
人に期待をしない
まずは「人に期待する」ということをやめましょう。人に期待すれば期待するほど、その期待が裏切られた時に大きなダメージを感じてしまい、つい相手にきつく当たってしまうものです。
職場でも全ての人が完璧に仕事をこなせるわけではありません。それぞれに異なる性格があり育った環境も違います。その日の体調によっても仕事に対する取り組み方が違うかもしれません。
自分とは異なった人間が仕事をしているわけなので、自分の期待通りの動きをしてもらえると考える方が不自然かもしれませんね。むしろ期待に応えてもらうことができないというのが普通です。「人に期待をする」というのは自分にとっても相手にとってもあまり良い結果をもたらさずに、最悪の結果としてお互いの信頼関係を崩してしまうことになるかもしれません。
自分の能力を高めることに集中する
「人に期待する」ということをやめたら、次は自分の能力を高めることに集中しましょう。極論を言ってしまえば自分がどんな仕事もできれば人に頼る必要がなくなるのです。むしろ人に期待してしまうことや頼ってしまうことは自分の力不足であると考えるのが非常に前向きではないかなと個人的に思います。
人に期待することをやめ、他人を批判するのではなく自分がどんな仕事でもできる人間になるために努力することができれば、周囲との人間関係を良好に保ったまま自分自身の価値を高めることができます。
仕事ができない人に対してどうしてもきつく当たってしまう、一つ一つの行動が目についてしまうという方は「人に期待しない」「自分の能力を高める」ということを少し意識してみましょう。
相手の能力を正確に見極める努力をする
「仕事ができない人」と単に決めつけるのではなく、こちら側の指示や任せている仕事内容がその人にとって適切なものであるのかということも正確に見極めなくてはなりません。
まだやり方を教えていない仕事を任せても当然ミスが起きてしまいますし、その人の性格や特徴によってもできる仕事、できない仕事というものが出てきます。仕事を任せる側や指示を出す側の判断が誤っていると、もともとは高い能力を持っているにも関わらず自分の力を発揮できず「仕事ができない人」と言われる人が出てきてしまいます。
一人一人がしっかりと能力を発揮できる職場であるか、適切な教育・サポートがなされる環境は整っているのかについて一度冷静になって考えた上で、その人の能力に応じた適切な業務を任せる責任があることを忘れてはなりません。
自分の上司が仕事ができない場合
自分の上司が仕事ができない場合は部下として非常に苦労することになります。私自身もそのような人を上司に持った経験がありますが、延々にサービス残業を押し付けられ、上司のミスをカバーし、部下のスキルアップのことなど一切考えておらず、本人はそう言った状況にすら気づいていないという毎日でした(笑)
正直このような状況では自分のスキルアップや希望する働き方を実現することが非常に難しいです。当然こう言った上司の意識を変えさせるのもまず難しいでしょう。
それでも現在の働き方にそれほど強い不満はないということであれば問題はありません。しかし、自分の上司が原因で希望する働き方やスキルアップ、人間としての成長が実現できないのが嫌であれば「転職」も一つの選択肢に入ってくると思います。私自身も以前のこのような状況から、転職したことをきっかけに信頼できる職場の仲間たちと、日々協力しながら前向きな気持ちで仕事に取り組むことができています。
転職を決意した場合、「転職エージェント」を利用することを強くおすすめします。下記の記事では転職エージェントを利用すべき理由とおすすめの転職エージェントについて詳細な情報をお伝えしています。気になる方はぜひチェックしてみてください!
まとめ
今回の記事では仕事ができない人の口癖10選や仕事ができない人への接し方・対処法、自分の上司が仕事ができない場合に取るべき行動などをご紹介してきました。
仕事ができない人の口癖に関しては自分が使ってしまわないように、日々の言葉遣いに注意しなければなりませんし、実際に仕事ができない人と仕事をすることになった場合は、今回紹介した対処法を意識してお互いの関係を大切に仕事に取り組んでいきたいところですね。
また上司が仕事ができない場合は部下が非常に大きな負担を抱えてしまう可能性があるため、より良い環境で自分が仕事に取り組めるように慎重に将来のことを考えていかなければなりません。転職を決意した場合はさらに魅力的な環境で仕事ができるように転職エージェントの活用を検討していきましょう!
今回の記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!